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今日のテーマはギャンブル、厳密には、ギャンブルがメンタルヘルスに与える影響です。ギャンブルはお好きな方とそうでない方がいると思いますが、社会的な日常生活の一部となっているのは間違いありません。私たちの社会には、パチンコや競馬といったギャンブル施設があり、多くの人がお金を賭けて余暇を楽しんでいます。ギャンブラーは大きく2タイプに分かれます。1つ目のタイプは月に1~2回ギャンブルを楽しんでいるギャンブラーで、彼らは大金を賭けたりはしませんが、スポーツ観戦が好きな人も多く、スポーツベッティングに参加している人もいます。このタイプのギャンブラーは、あくまでギャンブルを娯楽の一つと捉えているため特に問題はありません。

2つ目のタイプは、筋金入りのギャンブラーです。彼らは、ギャンブルをアドレナリン注射の様なものだと捉えており、アドレナリンを求めてギャンブルをしています。毎日のように際限なくギャンブルをし、大金を賭け続けています。そして、容易に想像できる通り、困難に見舞われる可能性も高いのです。『イカゲーム』という人気爆発の連続ドラマでも、主人公がギャンブル依存症で、そこから抜け出す術を見つけられず、イカゲームに参加する羽目になるという筋書きでした。

ギャンブルが精神面に及ぼす影響は極めて大きく、早いうちに対策を講じなければ深刻な依存症になってしまう可能性があります。一般的にギャンブルを脅威と考える人はあまりいません。薬物やタバコは警戒していても、ギャンブルがメンタルヘルスを脅かすとは考えていないのです。しかし、明らかにそれは大きな間違いです。若い頃にギャンブルを始めてしまうと、脳内のアドレナリンを受容するシステムが鈍るため、18歳になる頃にはアドレナリン中毒に陥り、一生抜け出せなくなるのです。

メンタルヘルスを健康に保つには、人生のあらゆる側面においてバランスをとる必要があります。そして、さまざまな要素をコントロールする必要があります。しかし、ギャンブルの勝敗はほぼ運によって決まるため、コントロールすることができないのです。例えば、ポーカーではエースが出れば勝てますが、出なければ負けてしまい、エースが出るかは自分の意思ではコントロールできないのです。

ですから、ギャンブラーを目指すのであれば、自分の衝動をコントロールする術と、止めるタイミングを心得ておく必要があります。ギャンブルはただのゲームではありません。やめたくてもやめられず、ギャンブルのことしか考えられなくなってしまい、施設で治療を受けている人も大勢います。麻薬と同様に、一度依存症に陥ると、そう簡単に抜け出せなくなってしまうのです。ギャンブルをしたいという欲望から、お金を盗む人までいます。この様な状態に至ると、家族や友人のサポートはもちろん、本人も覚悟を決めて治療に臨まなければならなくなるでしょう。